フィロソフィの輪読

スタッフの永瀬です。



宮内不動産でお手伝いさせてもらうようになって早数年。
ほぼ毎回、欠かさずにやっているのが「フィロソフィの輪読」です。
フィロソフィとは、京セラ創業者・稲盛和夫さんが書かれた経営哲学の本です。


最初、そういう本が存在することは全く知りませんでした。
「経営哲学」とむずかしい言葉が並んでいて、あまり乗り気ではなかったことは良く覚えています。


ですが、実際読んでみて感じたのは「経営」というよりも「人生」について、
ひいては「人の生き方」について多く語られているということです。


特に印象に残っている話で、稲盛さんの大学の同級生がパチンコで勝ち取ったお金でうどんをおごってくれたというものです。
自分の稼いだお金をみんなで分かち合うことを学んだ経験だったそう。


このような経験は僕の人生の中でもあったな、と思いました。
その同級生のように、自分にはない考え方やふるまいを示してくれる存在がまわりに多くいて
その方々から学ぶことが多かったからです。
自分一人で気づける範囲や考えられる範囲はとても小さいですが、多くの人の考えを寄せ集めれば
よりたくさんのことを学べるのだな、とあらためて実感することとなりました。


そのほかにも印象的なエピソードが多く、勉強になることもたくさんありました。
すべてを実行に移すことは難しいですが、できることから始めていければいいな、と思っています。